

結婚式二次会・やると決めたら知っておきたい『実施マニュアル』かかる費用と会費の相場って?

結婚式の二次会とは披露宴のあとに行われるアットホームなパーティーのことで、お二人の絆をより深めるだけでなく、友人や親しい方たちと楽しいひとときを過ごす大切な場ともなります。
一般的な結婚式では格式ばった雰囲気の中で進行されていく一方、二次会はカジュアルなスタイルで、ゲストと新郎新婦がリラックスして交流できるのが魅力の一つです。
この二次会を有意義なものにするためには、費用や準備、当日の流れなどをしっかりと理解する必要があります。
そこで、この記事が結婚式の二次会を成功させる『実施マニュアル』となるように、費用や相場などを詳細に解説していきます。
結婚式の二次会とは?
結婚式の二次会とは、披露宴の後に開催されるカジュアルなパーティーで、新郎新婦とゲストが近い距離で楽しめる特別なイベントです。
一般的に披露宴が家族や親戚を中心に行われるのに対し、二次会は友人や同僚ら親しい方たちがメインとなる場合が多いです。内容自体は基本的に自由な演出が可能で、ゲームや余興、プレゼント抽選会などさまざまです。
結婚式の二次会を実施するかどうかは新郎新婦によりますが、参列したゲストがリラックスしてより楽しんでもらうことを目的として計画される傾向にあります。また、披露宴には招待できなかった方々も気軽に招待できるため、より多くの人に結婚報告ができる嬉しい場でもあります。
リラックスした雰囲気の中で、新郎新婦がゲストと談笑したりより多くの人々と写真を撮ったりできる機会となるため、一生に一度の特別な結婚式の思い出をさらに豊かにしてくれるはずです。
楽しい二次会を実施するために必要な5つの準備

結婚式の二次会をしようと決めたからには、必ずゲスト全員に楽しんでもらえるような会にしたいですよね。そのためには、計画的な準備をすることが欠かせません。
ここでは、結婚式の二次会を成功させるために必要な準備について項目ごとに詳しくご紹介します。
①会場選び
二次会の会場選びは、招待する方々が快く参加してくれるかどうか・最初から最後まで楽しんでもらえるかどうかを左右する重要なポイントです。
まず、披露宴に参加する方々を続けて招待したいのなら、できる限り披露宴会場からのアクセスが良い場所を選ぶようにしましょう。公共交通機関からのアクセスが良い場所が理想的です。
また、会場の広さや雰囲気も重要なポイントです。カジュアルでアットホームな雰囲気の会場が人気ですが、
・ どのくらいの広さなのか
・ 希望するパーティーのテーマに合った会場か
・ どのような演出ができるか
などのいくつか気になる点をピックアップして下見を完了させておきましょう。
②ゲストリストの作成
おおよその人数を確定させるために、まずは招待したい友人や同僚らの名前をリストアップし、ゲストリストを作成します。披露宴に招待するゲストを二次会にも招待するか、披露宴とは別のゲストを招待するのかも、二人でよく話し合いましょう。
また、このときに二次会の幹事候補も決めて、アポイントを進めておくとスムーズです。幹事は信頼できる友人や同僚、後輩に依頼する場合が多いですが、自分たちで行うケースもあります。
③招待状の送付
ゲストリストが完成したら、招待状を送付します。招待状には会場の詳細や開始時間、どのような服装で出席すれば良いのかなども明記すると親切です。
送付方法として丁寧な印象を受けるのは、昔からよく用いられている往復はがきですが、最近ではLINEやメールなどを使う方法も増えています。招待する層に合わせて適切な送り方を検討しましょう。
④プログラムの作成
幹事をどなたかにお願いする場合、二次会のプログラムはその幹事と相談しながら作成していく必要があります。
どのようなゲームや余興を行うのか、プレゼント抽選会などの全員参加型イベントも実施するのかなど、ゲストがより楽しめる内容をじっくりと考えていきましょう。
このとき、時間配分を考慮したプログラム作成も重要です。二次会の時間は通常2時間程度なので、無理なく進行できるスケジュールを綿密に立てましょう。
⑤費用の見積もりと会費の設定
必要となる費用は会場費や飲食費のほか、演出費や装飾費なども含まれます。
これらをもとに総合的な判断をした上で、ゲストから徴収する会費を設定しましょう。
費用がどのくらいかかるのか事前に見積りをもらうなどの工夫を行い、双方にとって無理のない会費を設定することが大切です。
二次会にかかる費用をご紹介!

二次会の費用は会場や飲食内容、演出などによって大きく異なります。
ここでは、一般的な費用の項目とその目安をご紹介していきます。
会場と飲食にかかる費用
会場の費用は二次会を開催する場所によって異なります。レストランやカフェ、居酒屋などが一般的ですが、貸し切りにするかどうかでも費用が異なるのでチェックしましょう。
また音響設備や照明、プロジェクターの使用料が追加オプションになる場合もあります。
飲食にかかる費用は、料理の内容やドリンクの種類によって変わります。ビュッフェスタイルやコース料理など、提供方法によってもさまざまです。
なお最近では、会場と飲食にかかる費用をセットにして「お一人様○○円」という形式で金額を定めている会場もあります。
相場としては、地域やゲスト人数にもよりますが、30~50万円程度が目安とされています。
演出費
二次会を盛り上げるための演出費も重要です。例えば、司会者の依頼やゲームの景品、プロカメラマンやビデオグラファーの手配など、こだわりがあるのならさまざまな費用が発生することを念頭に置きましょう。これらはどの程度の演出を希望するかにもよりますが、一般的には計5~10万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
景品の費用相場は?
1等賞の景品で人気なのは家電製品や高級なギフトカード、旅行券などで、その相場は1~3万円程度になります。
2位や3位にも魅力的な景品を探しましょう。高級なワインやディナー券、日用品のセットなどの人気が高く、相場は5,000~1万円程度です。
さらに多くのゲストに景品が当たるよう、バラエティー豊かな品物の用意も欠かせません。食品やお酒、日常で使えるアイテムなどが喜ばれ、1,000~3,000円程度が相場です。
装飾費
会場の雰囲気を盛り上げるために、花やバルーン、テーブルセッティングなど、会場を華やかに演出するためのアイテムにかかる装飾費も必要です。
装飾費は手作りのアイテムを使用するか、プロに依頼するかによって相場が大きく変わります。手作りの場合は2万円程度、プロに依頼する場合は5万円以上が一般的です。
ギフト代
二次会で配布をするギフトは、ささやかながらもゲストへの感謝を表すために欠かせないアイテムです。参加するゲストの年齢層や性別、好みを考慮して、どなたにでも喜ばれるギフトを選ぶことが大切です。
具体的には食品や日用品、ギフトカードなど、使いやすいアイテムが人気です。
料金の相場としては、1人あたり300~1,000円程度を目安にすると良いでしょう。小さなお菓子やミニサイズのドリンク、石鹸やハンドクリーム、アロマグッズなどがよく選ばれています。
その他の費用
その他の費用として、幹事や司会への謝礼、新郎新婦の衣装代などがかかる場合があります。
これらの費用は二次会の内容によって異なるため、見積もりを立てておくことが重要です。
一般的に謝礼を現金で渡す場合、5000~10,000円程度が相場です。
新郎新婦の衣装代は、二次会の雰囲気によって変わります。例えばウェディングドレスやカラードレス、タキシードなど、結婚式や披露宴で着たものをそのまま着用する新郎新婦もいれば、フォーマルなワンピースやスーツに着替える新郎新婦もいます。カジュアルな雰囲気の場合は、普段着と変わらないものに着替えて出席するパターンもあります。
二次会の会費の相場をご紹介!

二次会の費用がどのくらいかかるのかを把握したら、会費の設定を行いましょう。
二次会の費用は、ゲストから集める会費で賄う形が一般的です。
それでは早速、会費の相場についてもご紹介します。
一般的な会費の相場
二次会の会費は、一般的に5,000~10,000円程度が相場です。
ただし地域や会場、提供される飲食物の内容によって大きく異なります。例えば地方よりも、首都圏・東海・関西のほうが相場は高く、男女の差もある場合があります。
そして、ホテルや結婚式会場の宴会場、レストランなどで貸し切りにする場合は高く、居酒屋はリーズナブルになるなど、会場や料理のグレードでも変わってきます。
ゲストが多数である場合や非日常感を継続させたいのならば、ホテルや結婚式会場の宴会場、パーティースペースが適しているかもしれません。
また、会費が高すぎるとゲストに負担がかかりますが、低すぎると二次会の費用を賄うことが難しくなるため、バランスを調整することも重要です。
会費の設定方法
会費の設定は、二次会にかかる総費用を参加人数で割り、一人あたりの費用を算出するのが一般的です。その上で、ゲストに無理のない範囲で設定しましょう。
例えば、総費用が30万円でゲストが50人参加する場合、一人あたりの費用は6,000円となります。この場合、会費は6,000~7,000円程度に設定するのが一般的です。
会費で賄う費用
会場や飲食にかかる費用、演出費や装飾費などは会費で賄うことが基本的に多いです。
その一方、幹事や司会への謝礼、新郎新婦の衣裳代やギフト代などは新郎新婦が負担する場合が多く、ゲームの景品代に関してはケースバイケースです。
会費に見合う二次会を開催しましょう!

結婚式の二次会に参加してもらうのであれば、設定した会費に見合った満足感を得てもらいたいですよね。最後に、会費に見合うあるいはそれ以上に素敵な二次会を開催するためのポイントをご紹介します。
目に見えて予算に合う内容を提供する
会費が高額になる場合、わかりやすくその金額に見合う内容を提供する工夫が重要です。
例えば高級な料理や特別な演出、豪華な景品などを用意することで、ゲストはその価値を感じやすくなるでしょう。
ゲストの状況に配慮した会費を設定する
参加する方々の年齢層や職業によって、負担に感じる金額は異なります。例えば若年層が多い場合、無理のない金額に設定することがおすすめです。
職場の上司や年配の親戚らが多く参加する場合には、ゲストが喜ぶ食事を提供できるよう少し高めの設定にするなど、ゲストの状況を配慮して適切な会費を決めましょう。
ゲストが楽しむことができるプログラムを用意する
会費に納得し、満足してもらうためには充実したプログラムが欠かせません。
ゲームや余興、サプライズ演出などを取り入れて、ゲスト全員が楽しめる内容にすることが大切です。写真撮影やビデオメッセージなど、ゲストにとって思い出に残るような演出も有効です。
心のこもったおもてなしを大切にする
会費以上に重要となってくるポイントは、新郎新婦の心のこもったおもてなしです。ゲスト一人一人に感謝の気持ちを伝えると、二次会に来て良かったと満足してもらえることが多いでしょう。
席札メッセージやギフトにメッセージカードを入れるなど、新郎新婦の気持ちを伝えるのも効果的です。
また、会場の雰囲気づくりやこまやかな気配りも大切にしていきましょう。
まとめ
ここでは、結婚式の二次会を成功させるための『実施マニュアル』として、かかる費用や会費の相場を中心にご紹介しました。
結婚式の二次会は、新郎新婦とゲストがリラックスして楽しむことができる大切なイベントです。成功させるためには、費用や会費の相場をきちんと把握して、ゲストに配慮した会費の設定を行い、しっかりと準備を進めましょう。
そして、設定した会費を上回るような素晴らしい二次会を開催すれば、大切な方々との特別な思い出を作れる素敵なイベントとなるでしょう